カジノ解禁を柱とする「特定複合観光施設区域整備推進法案（IR推進法案）」の成立に関して、与党の自民党は今国会での成立を見送り、秋の臨時国会での成立を目指す方針を固めました。

まあ、今国会が始まる前から、「IR推進法案は今度の通常国会での成立は難しいだろう」とは言われていましたが、大方の予想通りとなりましたね。

何せ、IR推進法案については、公明党が慎重姿勢で議論があまり進んでいないことや、今年の夏の参議院選挙への影響といった点がありますからね。

ただ、官邸は、「観光振興、地域振興に大いに期待されている」「国会、国民を見つつ、関係各省における検討を進める」と述べていますので、議論自体は進められるのではないかと思います。

でも、ギャンブル依存症の対策や国民への認知などの課題があることを踏まえると、秋の臨時国会の様子次第ですが、個人的には今年中のIR推進法案成立は難しいのではないかと考えています。